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はい、移民です。文句あるかい? ひとりの帰化者の日本文化雑考

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著者 マイク・モラスキー 著
光文社

八年前のある日に、私は一応「日本人」になった。つまり、帰化することによって日本国籍を取得したわけだ。そして、日本の法律に従い、さっそくアメリカ国籍を放棄する手続きに乗り出した。
もちろん、法律上「日本人」になったとはいえ、依然として風貌は欧米人、話す日本語は立派に訛っており、歩き方やボディランゲージは普通の日本人とは違うようだ。そのため、大半の国民から見れば、私は「ガイジン」に変わりない。あるいは、「日本国籍を持つガイジン」と見なす人もいるかもしれない。それでも、帰化してから現在に至るまで、一度もその決断を後悔したことはなく、周囲の友人・知人は素直に祝福してくれたので、なおうれしい。(本文より)

「移民問題」って私のこと?

――寅さん、昭和、テレビ、夏目漱石、落語、野坂昭如、ブギウギ、赤線、溝口健二、将棋、尺八、ブルース・リー&大山倍達、熱海、そばvs.ラーメン、伊丹十三、カストリ雑誌、東京オリンピック、市川崑、井上ひさし、スマホ、女性ファッション誌、五木寛之etc.

マイク・モラスキー
2018年に日本国籍を取得。20代は主にフリーターとして東京で暮らしながら、ジャズクラブで下手なピアノを弾き、恥をかく。30歳でアメリカに帰国し、大学院に入る。1994年にシカゴ大学大学院東アジア言語文明研究科博士課程修了(日本文学)。その後、約30年間にわたり日米両国の大学で教鞭を執り、2024年5月より早稲田大学名誉教授(本人は「不名誉教授」と自称)。著書に『ジャズピアノ(上・下)』(岩波書店、2024年芸術選奨文部科学大臣賞)、『戦後日本のジャズ文化』(青土社、岩波現代文庫、2006年サントリー学芸賞)、『ピアノから聴くマイルス・デイビス』(岩波新書)、『日本の居酒屋文化』(光文社新書)、『呑めば、都』(ちくま文庫)、『ひとり歩き』(幻戯書房)などがある。

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