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  • 敗戦日記

    ¥1,540

    渡辺一夫 著 串田孫一 編 二宮敬 編 危機の時代の証言 日本が敗戦へと向かうなか、フランス語で綴られていた日記。そこには国家への絶望と希望の間で揺れ動く知識人の生々しい声があった。解説 宮下志朗

  • 朝鮮植民者 ある明治人の生涯

    ¥2,970

    著者 村松武司 生まれ故郷を出奔した男の目に、植民地・朝鮮は無限の可能性を秘めて映った。 3代目植民者として「京城」に生まれた孫に、この初代植民者の祖父・浦尾文蔵が赤裸々に語った波乱の生涯。 その語りが、当時の日本人の生活と内面を浮き彫りにする。 戦後80年、知られざる名著を、充実の解説を加えて装い新たに刊行。 目次 この本の読者へ 1 Ⅰ 朝鮮に渡る  9 半日本人・半朝鮮人 〈植民者の眼 Ⅰ〉 11 西南戦争の記憶/離郷/奥村五百子/日清戦争への従軍 姉のこと/妻帯/朝鮮人蔘を商う/朝鮮人蔘 Ⅱ 古き朝鮮の崩壊 49 植民者の野心 〈植民者の眼 Ⅱ〉 51 礼節の国/化粧をする男性/李朝の官吏/虐げられた女性 王家の虐殺/去勢した宮廷人/木炭屋と電気鉄道 贋金をつくる/追放/玄海灘の郵便船/日露戦争・ふたたび朝鮮へ 日露戦争のあと/妻の死/厭世/再出発 Ⅲ 「日韓合併」と蜂起 103 植民者の故郷喪失 〈植民者の眼 Ⅲ〉 105 総督府の郵便局/再婚/反日蜂起/辞職/金貸業をはじめる 道長官と国旗/東京に遊ぶ Ⅳ 朝鮮と「満州」 131 地平線の植民者 〈植民者の眼 Ⅳ〉 133 木材商となる/欧州大戦後の不景気/破産/恋/逆境にあがく 村上浪六と「おでん屋」/「満州」へ/カフェー経営 鴨緑江の筏夫/朝鮮人と中国人/朝鮮へ戻る Ⅴ 日本の破局 179 鞭と哀号 〈植民者の眼 Ⅴ〉 181 軍需化する工場/「内鮮一体」のために/土着の夢 変わりはてた「内地」/消えた空想 Ⅵ 追放 213 父の国と母の国 〈植民者の眼 Ⅵ〉 215 無条件降伏/財産没収/総引揚げ 葬られぬ植民主義 243 記録ができあがるまで/歴史の補助線としての「朝鮮」 日本人植民者とフランス人コロン/奪われた「時」 キイ・ワード、「日本」と「朝鮮」/作家・小林勝の「朝鮮」 「差別」の二重性/ある朝鮮人の「創氏改名」 新たな「出会い」のために 後記 269 解説 浦尾文蔵の京城と村松武司の「京城」 松井理恵 後ろ暗さを正面に引き据えて 斎藤真理子 加筆・不採用・改変箇所の例 村松武司 (ムラマツタケシ) (著) 1924年、朝鮮「京城」(現ソウル)に三代目の植民者として生まれる。 戦後、井出則雄と出会い『現代詩』『造形文学』を編集。自らも作品を発表する。大江満雄や秋山清、鶴見俊輔、岡本潤、植村諦等と交流を持ち、1964年に井出の後を継いでハンセン病療養所「栗生詩話会」『高原』の選者となる。 生涯、ハンセン病文学・朝鮮問題に寄り添い続けた。 1993年永眠。著書に『朝鮮植民者─―ある明治人の生涯』『遥かなる故郷─―ライと朝鮮の文学』遺稿集『海のタリョン』ほか詩集多数。

  • それで君の声はどこにあるんだ? 黒人神学から学んだこと

    ¥2,200

    SOLD OUT

    榎本 空 著 岩波書店 この愛は闘いだぞ。わかるか? 黒人神学の泰斗のもと、ユニオン神学校で学んだ日々を振り返る。 「イエスは黒人なのだ! ブラックパワーは福音だ」 黒人神学の泰斗、ジェイムズ・H・コーンに学ぶため、二七歳の筆者はNYにあるユニオン神学校の門を叩いた。教室にさざめいたハレルヤ。ブラック・ライヴズ・マターという仲間たちの叫び。奴隷制以来、四〇〇年に及ぶ苦難の歴史に応答することはできるのか? 魂をゆさぶる言葉の旅。 目次  プロローグ 第Ⅰ部 400Years  1 褪せた本    「キリスト教神学とは解放の神学である」  2 秘密のトンネル    「マルコムを忘れてしまえば、私たちはキングまでも誤って記憶してしまうぞ」  3 土曜日の霊性    「スマートなのは、携帯電話だけでいい」  4 タワーと闘え    「でもペテロは誰なの。あなた?」 第Ⅱ部 Find Your Voice  5 アリマタヤのヨセフ    「黒人以外の人間が、黒人の背負ってきた苦しみや痛みを理解するのは難しい」  6 自分の声    「説教できないものを書きたくはない」   7 最後の授業    「もし何かを始めたなら、もう後戻りすることはできない」  8 誰にも言わないと言ったけれど    「憎しみは担うに重すぎる荷物となる」  9 コロナ禍の覚書    「世界の救済は、不順応にかかっている」  エピローグ  謝辞  参考文献・解説

  • 脱力、台湾式。 24年暮らして学んだ、ゆるく楽しく、幸せな生き方

    ¥1,760

    著者 青木 由香 出版 KADOKAWA 日本人よ、疲れたらこの島に逃げてきなさい! 台湾の出版社から出した『奇怪ねー 一個日本女生眼中的台湾』が台湾でベストセラーに。人気コーディネーター・青木由香さんの最新エッセイ。 台湾に暮らして約24年。最初はマッサージに魅せられ、次はお茶に取りつかれ、次第に台湾の人々に夢中に。24年の間に、台湾で結婚式を行い、台湾で出産、子育て、お店のオープン、会社設立と、何から何まで体験した青木由香さん。台湾に暮らし、台湾人の考え方に慣れると、日本に比べてとても合理的で生きやすいことに気が付いたそうです。 本書はそんな青木さんが24年間で経験したことを軸に、台湾人のやさしさや賢さの秘密がわかる1冊。 もちろんコーディネーター青木さんとして、台湾で訪ねてほしいエリアについても触れています。台湾旅行のお供にも、再度行きたくなった人にもおすすめです。 もくじ 1章 気づいたら、台湾に呼ばれた 2章 貧乏と出版。コーディネーターという生き方 3章 結婚は祭り、育児は修行 4章 コロナサバイブ、そして「アオキは終わった?」 5章 今の私 暮らしを味わう、新しい台湾案内

  • 残余の声を聴く 沖縄・韓国・パレスチナ

    ¥2,860

    著 早尾 貴紀 呉 世宗 趙 慶喜 明石書店 世界の各国で、リベラリズムにもとづく民主主義が行き詰まり、排外主義的な傾向を強めている。日本もまたアジアの民主化に背を向け、米軍に依存した米中新冷戦構造に自ら組み込まれようとしている。2019年5月から2020年9月までの1年半にわたって、沖縄、韓国、パレスチナを参照点におく、三人の気鋭の研究者が、世界と日本のバックラッシュの諸相を「三点観測」によって浮かび上がらせ、われわれが今どこにいるのかを明らかにする。

  • 海を渡った故郷の味 新装版 Flavours Without Borders new edition

    ¥1,760

    編著:認定NPO法人 難民支援協会 出版社 トゥーヴァージンズ 「海を渡った故郷の味 — Flavours Without Borders」は、日本にも様々な迫害から逃れてきた難民が暮らしていることを、もっと多くの方に知っていただきたいという思いから生まれました。 収録されているレシピは、すべて、日本にいる難民の方から教えていただいたもの。アジア、中東、アフリカの15の国・地域出身の方々とともに、45のレシピを集めました。 家庭料理の味や匂いの記憶は、生まれ育った土地の記憶を呼び起こすもの。それは、母国から逃れてきた難民にとって、迫害という過酷な経験を想起するものかもしれません。しかし、共に料理を囲んだ大切な人たちとの思い出も、その記憶にはつまっています。 This cookbook "Flavours Without Borders" is dedicated to those who have taken refuge in Japan. The purpose of the book is to raise awareness to a greater audience about their stories. In this book, there are recipes shared by refugees from 15 countries and regions in Asia, the Middle East and Africa. Although refugees’ memories may sometimes be haunted by experiences of oppression, the aroma and taste of their native dishes invoke memories of home and important people in their lives. This book is dedicated to those who have taken refuge in Japan. なお、この本の収益の一部は、日本に暮らす難民のための支援活動に活用されます。

  • 少年が来る

    ¥2,750

    ハン・ガン 翻訳 井手 俊作 出版社 クオン 1980 年5月18 日、韓国全羅南道の光州を中心として起きた民主化抗争、光州事件。戒厳軍の武力鎮圧によって5月27日に終息するまでに、夥しい数の活動家や学生や市民が犠牲になった。抗争で命を落とした者がその時何を想い、生存者や家族は事件後どんな生を余儀なくされたのか。その一人一人の生を深く見つめ描き出すことで、「韓国の地方で起きた過去の話」ではなく、時間や地域を越えた鎮魂の物語となっている。

  • イスラエル・パレスチナ紛争をゼロから理解する

    ¥1,100

    イラン・パペ 翻訳 早尾 貴紀 翻訳 広瀬 恭子 翻訳 茂木 靖枝 河出書房新社 現代パレスチナ史の世界的泰斗が、シオニズム運動の胎動から2023年ガザ虐殺まで、その歴史をわかりやすく解説。世界水準の基礎知識がコンパクトな一冊にまとまった決定版。

  • ペンと剣 増補新版

    ¥2,530

    エドワード・W・サイード 著、デーヴィッド・バーサミアン 聞き手、中野真紀子 訳 パレスチナの闘う知識人・サイードの入門書を復刊。和解と共生をあきらめない思想をわかりやすい言葉で伝える名インタビュー集。 分断が進む世界への絶望に抗うために 広い視野で希望を見出すサイードの思想 西洋中心の価値観に異議を唱え、アカデミズムの枠を越えて政治に声を上げた人物像を浮かび上がらせる、サイードをこれから読む人にも最適な一冊。西洋の視点を通して表象されたアラブ・イスラム世界のステレオタイプを、西洋が支配に利用してきたことを論じ、権力と知識の関係を問い直す古典的名著『オリエンタリズム』。西洋の文化や文学が植民地支配や帝国主義と深く結びつき、権力構造に奉仕してきたことを分析する『文化と帝国主義』。自著をわかりやすい言葉で語り、パレスチナ問題に通ずる世界の構造を広い視野で捉え「和解と共生」への道を示すインタヴュー集。 「パレスチナという理念は、他者との共生、他者の尊重、パレスチナ人とイスラエル人とが互いに相手を認めるという理念である」 ◉目次 復刊によせて 序文 イクバール・アフマド 第1章 パレスチナ人の祖国追放をめぐる政治と文化 第2章 オリエンタリズム再訪 第3章 ペンと剣│文化と帝国主義 第4章 イスラエルとPLOの合意│批判的評価 第5章 パレスチナ│歴史への裏切り 謝辞 デーヴィッド・バーサミアン 2010年版序文 ヌバール・ホヴセピアン エドワード・W・サイード略歴 文庫版・訳者あとがき 増補新版・訳者あとがき 索引 

  • あなたが世界を変える日 12歳の少女が環境サミットで語った伝説のスピーチ

    ¥1,100

    学陽書房 世界中を感動させた12歳の少女の環境サミットでの「伝説のスピーチ」が、カラフルな絵本になりました! 坂本龍一さん・落合恵子さんも絶賛! 「ひとりの子どもの力が世界を変えることもあるんだよ」と、すべての子どもに手渡したい一冊です。

  • わたしたちのふるさとパレスチナ

    ¥2,200

    対象年齢: 小学3・4年生から ハンナ・ムシャッベク 文 リーム・マドゥ 絵 野坂悦子 訳 鈴木 啓之 監修 ほるぷ出版 パパはねむるまえ、わたしたち3人に、いろんな話をしてくれる。遠くはなれたふるさと、パレスチナの話も。エルサレムの町のようす、いろんな音やにおい、そこに住んでいたひとびとのことーー。わたしたちは、一度も行ったことのないふるさとに、いつかもどりたいと願ってる。 パレスチナ系アメリカ人2世の作家が自身の経験をもとにえがく、国境をこえて生きるひとびとの物語。解説は、東京大学中東地域研究センター 特任准教授の鈴木啓之さんにお願いしました。作者による用語解説とあとがきも読みごたえがあります。

  • ブラディとトマ

    ¥1,760

    作/シャルロット・ベリエール 絵/フィリップ・ド・ケメテール 訳/ふしみ みさを BL出版 ふたりのおとこのこ ふたつの国 それぞれの目にうつるもの はじめて出会ったブラディとトマ。ふたつの家族は一緒に住むことになりました。言葉も通じず、おたがいのことがわからないふたり。でも、難民の家族と彼らを受け入れる家族、それぞれの子どもたちが思ったり感じたりしたことが交互に描かれ、おたがいが少しずつわかりあえていく様子がわかります。「たたかい」「ふね」同じ言葉でもふたりが思いうかべるのはまったく違う世界。大切なのは目の前の相手のことをわかろうとすることだと気づかされます。難民について、子供の目線で描いた絵本。巻末には、フォトジャーナリストの安田菜津紀氏が文章を寄せ、難民についてこどもたちにわかりやすく伝えています。訳者のふしみみさを氏も子どもたちへのメッセージをつづっています。

  • 私は十五歳

    ¥1,870

    文:  アズ・ブローマ  絵:  なるかわ しんご 監修: 駒井 知会・指宿 昭一  制作: 中川 たかこ  原案: アズ・ブローマ 自国では迫害を受ける危険があり、難民として来日したものの難民認定されずに在留資格を失い「仮放免」となっている高校生。 自国では迫害の恐れ、そして命の危険があるために、安心して暮らしたいと願って日本へ来た家族。しかし日本で難民として認められず、しかも在留資格も認められずに「仮放免」となってしまいます。この家族に高校生のアズ・ブローマさんがいます。ブローマさんは「仮放免の子どもたちの絵画作文展」向けに「私は十五歳」という作文を書きました。「仮放免」は生活が制限されているために、ごく普通にできることもできないのです。例えば働くことも、また自分の住んでいるところからの移動などです。この作文ではそのような普通のことが「自分の夢」として語られています。この絵本を通して「仮放免」というものに関心を寄せていただきたく出版することとしました。

  • わたしたちだけのときは

    ¥1,540

    デイヴィッド・アレキサンダー・ロバートソン 文 ジュリー・フレット 絵 横山 和江 訳 岩波書店 おばあちゃんは子どもの頃,家族のもとをはなれて,家から遠くはなれた学校に行くことになった.そこでは制服を着せられ,髪を切られ,自分の言葉で話すことを禁じられた.「どうしてなの? おばあちゃん」 孫娘の素朴な問いに答える形で,カナダ先住民族への同化政策の歴史と,子どもたちのいじらしい抵抗を描く.カナダ総督文学賞受賞.

  • トルコから世界を見る ——ちがう国の人と生きるには?

    ¥1,210

    内藤正典 筑摩書房 文化を理解するためのものさしは、ひとつではない 西洋と東洋、どうしたら二つの文化の融合が可能かを考え続けてきた国・トルコ。トルコの考え方を通して、異文化理解やグローバルとはどういうことかを考える。 『トルコから世界を見る』目次 第1章 イスラムと政教分離のはざま(イスラムの国ではないトルコ ケマル・アタテュルクの決断 ほか) 第2章 だれも正義の味方になれない民族の問題(トルコ人であること 憎しみは憎しみをよんで ほか) 第3章 素顔のトルコの人たち(子どもはたからもの 赤ん坊にとっての日本とトルコ ほか) 第4章 激動する世界のなかで(トルコ人労働者の30年 家族とともに暮らすこと ほか) 第5章 トルコのものさしが示す世界の姿(ある希望への旅路の物語 フランスへ密航する ほか)

  •  国ってなんだろう? あなたと考えたい「私と国」の関係 中学生の質問箱

    ¥1,540

    早尾 貴紀 平凡社 スポーツなどで「がんばれニッポン」と熱くなる私たち。そもそも「国」とは、私たちにとって何なのか? 根本からやわらかく考える。

  • 『読書と暴動 プッシー・ライオットのアクティビズム入門』

    ¥2,860

    SOLD OUT

    ナージャ・トロコンニコワ 翻訳:野中モモ カラフルな目出し帽。挑発的なライブ・パフォーマンス。FIFAワールドカップ決勝戦への乱入。結成時から現在に至るまで、常に世間の耳目を集めるロシアのフェミニスト・パンク・プロテストアート集団、プッシー・ライオットとはいかなるグループなのか? なぜ結成されたのか? その真の目的とは? 本著は、プッシー・ライオット創設メンバーであるナージャ・トロコンニコワがその全貌を明らかにした著書『Read & Riot』(2018年)の翻訳本です。 プッシー・ライオットの設立経緯から、かれらがロシア国内でおこなった数々のアクション、さらにはロシア当局に逮捕されたのちの苛烈極まる獄中生活までを綴ったトロコンニコワの手記でありながら、同時に、著者がそうした体験のなかから得た“実践的な知”を紹介する生き方の指南書(サバイバル・ガイド)とも言える内容の1冊。 ロシアでフェミニストでクィアであることの意味とは? アクティビズムは社会でどんな役割を果たすのか? アートとアクティビズムはいかに交差するのか? ハーバード大学やケンブリッジ大学で講演をおこなうアクティビストで、アイ・ウェイウェイやジェニー・ホルツァー、ジュディ・シカゴらの系譜に連なるアーティストのトロコンニコワが、カントからニーナ・シモン、あるいはウィトゲンシュタインからパンク・ソングの歌詞までを縦横無尽に引用しながら、そうした疑問の数々にユーモアたっぷりに答えていきます。

  • 中学生から知りたいウクライナのこと

    ¥1,760

    著 小山哲 著 藤原辰史 ミシマ社 目次 はじめに Ⅰ ウクライナの人びとに連帯する声明(自由と平和のための京大有志の会) Ⅱ ウクライナ侵攻について(藤原辰史) Ⅲ 講義 歴史学者と学ぶウクライナのこと  地域としてのウクライナの歴史(小山哲)  小国を見過ごすことのない歴史の学び方(藤原辰史) Ⅳ 対談 歴史学者と学ぶウクライナのこと(小山哲・藤原辰史) Ⅴ 中学生から知りたいウクライナのこと 今こそ構造的暴力を考える(藤原辰史) ウクライナの歴史をもっと知るための読書案内(小山哲) おわりに

  • 罪深きシリア観光旅行

    ¥1,430

    桐島 滋 産業編集センター 無数に配置された検問所、瓦礫と化した町並み、 そして、現地の人たちとの不確かで曖昧な会話…… 観光旅行者として入国した著者が見た、戦下の国シリアの今 2011年から内戦が続くシリア。政府と反政府勢力の対立を軸に、宗教や大国干渉といった問題も孕みながら内戦は泥沼化。国民の貧困化とともに670万人以上とも言われる難民を流出させたアサド大統領による独裁国家は、今世紀最大の人道危機を招いたとして世界中から問題視されている。 著者は、混迷を極めるこのシリアの現状を自分の目で見るために、一介の観光客として入国。わずか10日間の、しかもルート限定の観光旅行だったが、自ら果敢に戦下の町を歩き、地元の人々と言葉を交わしていく。国によって仕組まれた、作られた旅行ではあるが、わずかながらも垣間見えたシリアの今の姿を著者は見事に描写。なかでも悪名高きサイドナヤ刑務所で過酷な拷問を受けながらも生き延びたシリア人の話は圧倒的だ。異色の旅行記であるとともに、多くの人に読んで欲しい問題提起の書でもある。 第3回わたしの旅ブックス新人賞受賞作。

  • 希望のディアスポラ 移民・難民をめぐる政治史

    ¥2,530

    早尾 貴紀 春秋社 人の移動という観点で社会をみつめると何が見えてくるのか。「国家」「民族」「よそ者」の既成概念にゆさぶりをかけ,「故郷(ホーム)」の概念を更新する野心的試み。

  • となりのイスラム

    ¥1,760

    著 内藤正典 仲良くやっていきましょう。 テロ、戦争を起こさないために― 大勢のイスラム教徒と共存するために―― これだけは知っておきたい。 現代イスラム地域を30年以上見つめつづけてきた研究者である著者が、いま、なぜ「こんなこと」になっているのか? を解説。「一夫多妻制って?」などの日常的な話題から、「イスラム国」がなぜ生まれたか、といった世界情勢の見方や「テロを本当になくすために必要なこと」まで、抜群のわかりやすさで綴る、現代必読の一冊。 1980年代にシリアを、その後ヨーロッパでトルコ出身の移民を、それぞれ現地で研究してきました。91年からは、トルコに家をもち、イスラム世界との交流をつづけています。この本では、私が実際に見て聞いて研究した「となりのイスラム」をご紹介することで、みなさんの頭のなかにある、イスラムは怖いという思い込みを解いていこうと思います。そして、ごくふつうに仲良くしていけるんだ、あるいは、そうしていきたい、と思い、行動する人たちが増えていってほしいと思うのです。――まえがきより 「これまででもっともわかりやすく、実践的で、役に立つイスラムの入門書だと思う。(…)これなら中学生にも理解できます。その解説力もスゴイです。」(斎藤美奈子氏、2016年9月11日、朝日新聞書評欄) 目次 序章  世界を救える国はどこか? 第1章 衝突は「今」起きたわけではない 第2章 イスラム教徒とは、どういう人か 第3章 西欧世界とイスラム世界はもとは同じ 第4章 となりのイスラム教徒と共に 第5章 ほんとはやさしいイスラム教徒 第6章 日本人が気になる12の疑問 第7章 イスラムの「病」を癒すために 終章  戦争、テロが起きないために私たちができること

  • 教えて! タリバンのこと

    ¥1,870

    著 内藤正典 ミシマ社 民主主義、自由、人権を、戦闘機とともに運ぶのはもうやめよう。 水と油でも共に生きていくために! MSLive! BOOKS 2021年夏、カブール陥落をうけて緊急開催。『料理と利他』を超える大反響を呼んだオンライン講座、完全再現! 9・11、相次ぐテロ事件、難民の急増、中東地域の対立…… この「暴力」と「分断」はどこから来たのか? 目からウロコのイスラム講座! 怖がる前に、戦う前に、ちゃんと知ろう。 目次 はじめに 世界を別の角度から見てみると……? 第1回 教えて!タリバンのこと 第2回 水と油が共生するために 第3回 タリバンを「悪魔」と見なす前に おわりに 弱者を守るレジリエンス

  • 中東を学ぶ人のために

    ¥2,750

    末近 浩太・松尾 昌樹 世界思想社教学社 【全体像を一気につかむ、知の見取り図】 歴史、宗教、ジェンダー、石油経済、ビジネス、紛争、難民――中東のダイナミズムを、16の論点から解き明かす。最新の研究に基づく必読の入門書。 【序章より抜粋】  中東の情報は世に溢れている――でも、それでは物足りない。そんなふうに感じる人は、中東を「学ぶ」時期に来ている。  ニュースで一言二言の「解説」として扱われる情報については、手元にたくさんある。しかし、人々がどのように社会生活を送っているのか、どのように経済活動を営んでいるのか、あまり関心を持とうとしない。つまり、人々が私たちと同じように考え、感じ、集まり、交換するという当たり前の中東の姿を抜きにして、一足飛びに中東の政治現象を論評しようとする。せっかく「学ぶ」機会を得ようとしているのだから、ここは腰を据えてじっくりと中東と向き合ってみてはどうだろうか。    私たちの判断の拠りどころとなるのは、立場ではなく、「学び」そのものである。中東研究の歴史が紡いできた学知を自身のなかに蓄えながら、その知識に基づいて対象を解釈し、自身の見解を述べることが、私たちの主張を確かにする。この主張に基づいて批判し、批判され、議論を続けることで新たな理解を作り上げる。「学び」とは、そうした不断のプロセスである。

  • 奴隷・骨・ブロンズ 脱植民地化の歴史学

    ¥2,970

    井野瀬 久美惠 世界思想社教学社 過去につながり、今を問え! BLM運動が糾弾する奴隷制の歴史。アイルランド移民の軌跡を物語る遺骨。欧米の博物館を揺るがすベニン・ブロンズ。「知の脱植民地化」の最前線へ。 【「はじめに」より】  歴史とは「現在と過去との不断の対話」だと、イギリスの歴史家E・H・カーはいう。問いかける「現在」が変われば、「過去」に対する見方も変わる。その意味で、過去は死なない、なくならない。過去は、現在の出来事や今を生きる人びとの記憶と呼応しながら、ふとした瞬間に顔をのぞかせる。それは、私たちが何かの拍子に、ふと昔の出来事を思い出すのにも似ている。私たちはみな、どこかに過去を抱きながら、今を生きている。だから、過去を考えることは、現在を、未来を、別の角度から見つめることにほかならないのである。  ただし、「何かの拍子」がいつ訪れるのか、予測するのは難しい。だから、問わねばならない。数多の過去の記憶のなかで、なぜ今、突然、「その記憶」が思い出されたのか。そうやって想起された過去は、今の私に、私たちに、何を伝えようとしているのか。  過去は突然、私たちの眼前に立ち現れる。先が読めないのは、未来だけではない。過去もまた、予測不可能なのである。そして、本書の各章をつないでいるのは、まさにこの感覚――突然の過去、である。

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