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在日朝鮮人ってどんなひと? 中学生の質問箱
¥1,760
徐京植 著 平凡社 現代社会の情報過剰で全体像がとらえにくい問題を、テーマごとにまるまる一冊、中学生目線の素朴な疑問に第一人者が答える形でひも解いてゆくシリーズ。
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密航のち洗濯 ときどき作家
¥1,980
宋 恵媛 文 望月 優大 文 田川 基成 写真 柏書房 1946年夏。朝鮮から日本へ、 男は「密航」で海を渡った。 日本人から朝鮮人へ、 女は裕福な家を捨てて男と結婚した。 貧しい二人はやがて洗濯屋をはじめる。 朝鮮と日本の間の海を合法的に渡ることがほぼ不可能だった時代。それでも生きていくために船に乗った人々の移動は「密航」と呼ばれた。 1946年夏。一人の男が日本へ「密航」した。彼が生きた植民地期の朝鮮と日本、戦後の東京でつくった家族一人ひとりの人生をたどる。手がかりにしたのは、「その後」を知る子どもたちへのインタビューと、わずかに残された文書群。 「きさまなんかにおれの気持がわかるもんか」 「あなただってわたしの気持はわかりません。わたしは祖国をすてて、あなたをえらんだ女です。朝鮮人の妻として誇りをもって生きたいのです」 植民地、警察、戦争、占領、移動、国籍、戸籍、収容、病、貧困、労働、福祉、ジェンダー、あるいは、誰かが「書くこと」と「書けること」について。 この複雑な、だが決して例外的ではなかった五人の家族が、この国で生きてきた。 蔚山(ウルサン)、釜山、山口、東京―― ゆかりの土地を歩きながら、100年を超える歴史を丹念に描き出していく。
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日本で一番美しい県は岩手県である
¥1,980
三浦 英之 著 柏書房 岩手在住・開高健賞受賞のルポライターが、独自の文化や信仰、暮らしといった「普段着の岩手」を切り取る日本再発見ルポエッセイ。 「この雪はどこをえらばうにもあんまりどこもまつしろなのだ」――宮沢賢治「永訣の朝」 ニューヨーク・タイムズが「行くべき52カ所」に選んだ盛岡、 神と人がともに生きる風土、 震災を経て歩み続ける人びと―― 今最も注目されるルポライターが、賢治が桃源郷「イーハトーブ」と呼んだ100年後の岩手を旅する。 「賢治はこの地を「イーハトーブ(ドリームランド)」と呼んだ。啄木は岩手山を見て「言ふことなし」と綴った。この本を読み終えたとき、あなたもきっとこう口にするはずだ。日本で一番美しい都道府県は、そう、岩手県である、と」――本書「はじめに」より
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この国のかたちを見つめ直す
¥1,100
著者 加藤 陽子 毎日文庫 歴史家の仕事とは 戦後80年――今こそ歴史を振り返り、 あるべき国家と国民の関係を考える。 日本近現代史の泰斗が、国家と国民、東日本大震災、 天皇と天皇制、戦争の記憶、世界と日本、 そして日本学術会議会員任命拒否問題を論じる。 戦後80年を前に、国家と国民の関係が大きく揺れ動いている。 危機の時代とも言うべき今こそ、 その関係を国民の側から問い返し、 見つめ直すことが必須となる。 話題のベストセラー、新たに9編を増補し、待望の文庫化。 【著者紹介】 加藤陽子(かとう・ようこ) 1960年、埼玉県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科教授。1989年、東京大学大学院博士課程修了。山梨大学助教授、スタンフォード大学フーバー研究所訪問研究員などを経て現職。専攻は日本近現代史。2010年、『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』(朝日出版社)で小林秀雄賞受賞。『戦争まで 歴史を決めた交渉と日本の失敗』(朝日出版社)で紀伊國屋じんぶん大賞2017受賞。著書に『模索する一九三〇年代[新装版] 日米関係と陸軍中堅層』(山川出版社)、『戦争の日本近現代史』(講談社現代新書)、『戦争の論理日露戦争から太平洋戦争まで』(勁草書房)、『満州事変から日中戦争へ』(岩波新書)、『昭和天皇と戦争の世紀』(講談社学術文庫)、『天皇はいかに受け継がれたか 天皇の身体と皇位継承』(績文堂出版)、『天皇と軍隊の近代史』(勁草書房)、『歴史の本棚』(毎日新聞出版)などがある。
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戦争と漫画 銃後の物語
¥1,056
山田英生 編 ちくま文庫 出征、疎開、空襲……戦地とは異なる戦いがここにもあった。漫画家がつまびらかにする、蝕まれていく日常の平穏。戦後80周年の精選アンソロジー。 【収録作家】こうの史代/伊藤重夫/大島弓子/滝沢聖峰/古谷三敏/石坂啓/水木しげる/おざわゆき/巴里夫/近藤ようこ(原作:坂口安吾)/伊藤潤二/滝田ゆう 巻末エッセイ 中島京子 Ⅰ こうの史代『この世界の片隅に』(第6回、第7回、第9回) 伊藤重夫『ゆきものがたり』 大島弓子『七月七日に』 滝沢聖峰『東京物語』(第14話 「靴音」) Ⅱ 古谷三敏『寄席芸人伝』(「棒手振り志ん弥」) 石坂啓『八月の友人』 水木しげる『村の朝鮮人』 おざわゆき『あとかたの街』(第18話「消せない灯り」) Ⅲ 巴里夫『疎開っ子数え唄』 坂口安吾・原作 近藤ようこ・画『戦争と一人の女』(抄) 伊藤潤二『脱走兵のいる家』 滝田ゆう『寺島町奇譚』(「蛍の光」) 編者解題 山田英生 巻末エッセイ 「銃後」を想像する、よすがに 中島京子
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戦争と漫画 焦土の記憶
¥1,034
山田英生 編 ちくま文庫 戦後80年、「戦争と戦後」を描く精選漫画アンソロジー。シリーズ「戦争と漫画」完結! 敗戦直後の混乱、遺族の哀しみ、平和への思い、記憶の継承……「戦争と戦後」を描く精選漫画アンソロジー。シリーズ「戦争と漫画」最終巻。 敗戦後の混乱、遺族の哀しみ、後世への継承……巨匠から新進気鋭まで、漫画家はどのように「戦争と戦後」を描いたのか? 戦争が遺した傷と記憶がテーマの精選アンソロジー。 【収録作家】滝田ゆう(原作:野坂昭如)/手塚治虫/つげ忠男/つげ義春/水木しげる/赤塚不二夫/あすなひろし/村野守美/うらたじゅん/さそうあきら/谷口ジロー/魚乃目三太/樹村みのり 巻末エッセイ 藤原辰史 Ⅰ 野坂昭如・原作 滝田ゆう・画 「火垂るの墓」 手塚治虫 「すきっ腹のブルース」 つげ忠男「懐かしのメロディ」 つげ義春「窓の手」 Ⅱ 水木しげる「国際ギャング団」 赤塚不二夫「点平とねえちゃん」 あすなひろし「林檎も匂わない」 村野守美 『垣根の魔女』(第10話「御身大事に・・・・」 うらたじゅん「発禁・櫻御前」 Ⅲ さそうあきら「菜々子戦記」 谷口ジロー「百年の系譜」 魚乃目三太 『戦争めし』(第3巻其の弐「たんぽぽの珈琲」) 樹村みのり「星に住む人びと」 編者解題 山田英生 巻末エッセイ 戦争は、戦争のなかだけにおさまらない 藤原辰史
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戦争と漫画 戦地の物語
¥1,034
山田英生 編 ちくま文庫 激戦地での死の行軍、軍隊の暴力や不条理、戦地の女性たちの苦難、ラーゲリの日々……巨匠から新進気鋭の作家まで、漫画家はどのように戦争を描いたのか? 戦地の兵士や女性、子どもたちの物語を収録した精選アンソロジー。【収録作家】武田一義/滝田ゆう(原作:野間宏)/水木しげる/わちさんぺい/山田参助/楳図かずお/石坂啓/今日マチ子/比嘉慂/村上もとか/河井克夫(原作:辺見じゅん)/ちばてつや Ⅰ 武田一義『ペリリュー―楽園のゲルニカ―』(抄) 野間宏・原作 滝田ゆう・画「真空地帯」 水木しげる『カランコロン漂泊記』より「人間玉」「従軍慰安婦」 わちさんぺい「荒鷲ゴンちゃん」 Ⅱ 山田参助『あれよ星屑』(抄) 楳図かずお「死者の行進」 石坂啓「突撃一番」 今日マチ子『cocoon』(抄) 比嘉慂「砂の落日」 Ⅲ 村上もとか『フイチン再見!』(抄) 辺見じゅん・原作 河井克夫・画『ラーゲリ〈収容所から来た遺書〉』(抄) ちばてつや 「屋根うらの絵本かき」 編者解題 巻末エッセイ こんな戦争漫画を読んでいた――私の少年時代 吉田裕
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海をあげる
¥1,760
上間陽子 著 2020/10/27 四六判 256頁 筑摩書房 最後に知るタイトルの意味――その時、あなたは何を想うか。 どうして目の前の日々が、ここまで政治とつながらないのか。沖縄に暮らす著者は、自らの声を聞き取ろうとする。『裸足で逃げる』から3年、初めてのエッセイ集。 「海が赤くにごった日から、私は言葉を失った」 おびやかされる、沖縄での美しく優しい生活。幼い娘のかたわらで、自らの声を聞き取るようにその日々を、強く、静かに描いた衝撃作。 ―――ねえ、風花。海のなかの王妃や姫君が、あの海にいる魚やカメを、どこか遠くに連れ出してくれたらいいのにね。赤くにごったあの海を、もう一度青の王国にしてくれたらいいのにね。でもね、風花。大人たちはみんな知っている。護岸に囲まれたあの海で、魚やサンゴはゆっくり死に絶えていくしかないことを。卵を孕んだウミガメが、擁壁に阻まれて砂浜にたどりつけずに海のなかを漂うようになることを。私たちがなんど祈っても、どこからも王妃や姫君が現れてくれなかったことを。だから私たちはひととおり泣いたら、手にしているものはほんのわずかだと思い知らされるあの海に、何度もひとりで立たなくてはならないことを。そこには同じような思いのひとが今日もいて、もしかしたらそれはやっぱり、地上の王国であるのかもしれないことを。だから、風花。風花もいつか、王国を探して遠くに行くよ。海の向こう、空の彼方、風花の王国がどこかにあるよ。光る海から来た輝くあなた、どこかでだれかが王妃の到着を待っているよ。(「アリエルの王国」より)
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改憲問題Q&A 2025
¥880
編著:大江京子、永山茂樹、南 典男 2025年4月28日発売 地平社ブックレット 最新状況をふまえて疑問に答えるブックレット 政府と主権者との契約であるはずの憲法を、政府が守らない――立憲主義の危機的状況の中で、何が起きているのか。憲法の「そもそも」から、9条や改憲をめぐる最新状況まで、第一線の憲法学者が28の疑問に答える。 もくじ 第1章 そもそも憲法とは何か 第2章 改憲論議を読み解く 第3章 自衛隊を憲法に明記する? 第4章 国家緊急権を憲法に置く? 第5章 憲法と平和のこれからを構想する
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朝、目覚めると、戦争が始まっていました
¥1,760
編者:方丈社編集部編 四六並製 160頁 方丈社 あの日のこと。 昭和16年12月8日、太平洋戦争勃発。あの日、日本人は戦争をどう感じ、何を考えたのか? 当日の知識人・著名人の日記、回想録から偽らざる戦争の実感を甦らせる。 付録:太宰治短編小説『十二月八日』。 「きょうの日記は特別に、ていねいに書いて置きましょう。昭和十六年の十二月八日には日本のまずしい家庭の主婦は、どんな一日を送ったか、ちょっと書いて置きましょう。もう百年ほど経って……こんな生活をしていたという事がわかったら、すこしは歴史の参考になるかも知れない。」(太宰 治『十二月八日』より) ◆ 目次 ラジオニュース(午前七時) 吉本隆明/鶴見俊輔/加藤周一/黒田三郎/ピストン堀口/新美南吉/岡本太郎 ラジオニュース(午前十二時・東條英機首相演説) 野口冨士男/竹内 好/埴谷雄高/保田與重郎/中島敦/火野葦平/亀井勝一郎 ラジオニュース(午前十二時三十分①) 高見順/坂口安吾/伊藤 整/神山茂夫/木山捷平/阿部六郎/古川ロッパ/島木健作 ラジオニュース(午前十二時三十分②) 今日出海/山本周五郎/上林暁/中野重治/矢部貞治/井伏鱒二/横光利一 ラジオニュース(午後三時) 尾崎士郎/金子光晴/獅子文六/近衛文麿/河合栄治郎/清沢洌 ラジオニュース(午後五時) 青野季吉/中江丑吉/室生犀星/木戸幸一/長与善郎/折口信夫/木下杢太郎 ラジオニュース(午後七時) 東條英機/高村光太郎/秋田雨雀/斎藤茂吉/松岡洋右/永井荷風/正宗白鳥 ラジオニュース(午後九時) 真崎甚三郎/徳田秋声/鶯亭金升/幸田露伴/徳富蘇峰 「十二月八日」太宰 治 略歴一覧 解説:武田砂鉄
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南西諸島の軍事化
¥2,640
池尾靖志 著 2026年3月発売 四六判並製、336ページ 南西諸島の現実から日本の軍事化を問う 「中国の脅威」に対峙する最前線として、いま、沖縄・琉球弧の島々ではミサイル配備や自衛隊・米軍基地の強化が急速に進んでいる。住民の異論は無視され、地域社会そのものが軍事化の色を帯びていく。実態と問題を詳細に整理。 もくじ 序章 問題の所在——南西諸島における国家と住民の断絶 第一章 「脅威」の構築——リアリズムが正当化する軍事化 第二章 日米防衛協力の変遷——米軍再編からEABOへ 第三章 南西諸島の要塞化——基地建設の過程と住民 第四章 国民保護——住民を守らない「保護」の虚構 第五章 列島を覆う軍事化——安保三文書以後の軍事的展開 第六章 批判を許さない社会的雰囲気——平和運動への圧力のメカニズム 終章 日本の安全保障国家化と平和の課題 【著者】 池尾靖志(いけお・やすし) 立命館大学非常勤講師。1968年名古屋市生まれ。平和学、国際関係論専攻。編著に『平和学をつくる』(晃洋書房)、『自治体の平和力』(岩波ブックレット)、共著に『地域から平和をきずく』(晃洋書房)、『日本から発信する平和学』『教養としてのジェンダーと平和II』(法律文化社)がある。
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月刊『地平』2026年5月号
¥1,100
月刊『地平』2026年5月号(4月6日発売)
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総員玉砕せよ! 新装完全版
¥858
水木しげる (講談社文庫) 今こそ戦争を考える。 太平洋戦争に従軍した漫画家・水木しげるが 実体験を元に描いた未来へ残すべき傑作戦記漫画 大ボリューム20ページ 歴史的発見『総員玉砕せよ!』構想ノートを巻末特別収録 太平洋戦争末期の南方戦線ニューブリテン島バイエン。 米軍の猛攻で圧倒的劣勢の中、日本軍将校は玉砕を決断する。兵士500人の運命は? 著者自らの実体験を元に戦争の恐ろしさ、無意味さ、悲惨さを描いた傑作戦記漫画。 没後に発見された構想ノートを特別収録。 作品に込められた魂の決意が心に響く新装完全版!
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からゆきさん 異国に売られた少女たち
¥825
森崎和江 (著) 発売日:2016年8月5日 A6判並製 264ページ 朝日文庫 戦前の日本で、貧しさゆえに外国の娼館に売られた少女たちがいた。国外に売られ、狂死したキミ。南方で財をなし、壮絶な自殺を遂げたヨシ。綿密な取材と膨大な資料をもとに、ふたりの からゆきさん の人生を綴った傑作ノンフィクションが復刊。
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移民の子どもの隣に座る 大阪・ミナミの「教室」から
¥1,870
玉置 太郎 著 発売日:2023年10月20日 四六判並製 368ページ 朝日新聞出版 さまざまな国の人が集まる大阪・ミナミ。日本屈指の繁華街に、移民の子どもを支える市民団体「Minamiこども教室」がある。著者は記者としての取材を兼ね、ボランティアを続けてきた。「移民のルーツをもつ子どもたち」と接するなかで見えてきた「共生」の本質を、多数のエピソードから描く。
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長い道
¥2,640
著者 宮﨑かづゑ 判型 四六判 頁数 248頁 みすず書房 著者は1928(昭和3)年生まれ。10歳で瀬戸内海に浮かぶ島、長島のハンセン病療養所長島愛生園(現・岡山県瀬戸内市)に入園、以来70年余をこの地で暮らす。22歳で療友と結婚後は園内で働く夫を主婦として支え、様々な後遺症を持ちながら、家事と読書を楽しんで慎ましく暮らしてきた。 「本は親友だったけれども、自分が書くなんて思ってもみなかった」が、80歳を迎える頃から習いおぼえたワープロで少しずつ、瑞々しい文章を生みだしていく。 家族の愛情に包まれて過ごした幼少期。発病によって故郷を離れ、孤児のような気持ちで過ごした少女時代。『モンテ・クリスト伯』を読みふけり、大海原に心遊ばせた十代。夫のために料理をし、ミシンをおぼえ裁縫に精出した日々。心の支えだった親友の最期。遠い道のりをいつまでも会いにきてくれた母への思い。 故郷の暮らしを細やかに綴った「生まれた村で」、長島での日々を語る「島の七十年」(聞き手・伊藤幸史神父)、親友の看取りの記「あの温かさがあったから生きてこれたんだよ」(『愛生』連載)他を収録。 著者の生き方と言葉に深くうたれ、交友がはじまった料理研究家・辰巳芳子さんとの対談「生きなければわからないこと」を巻末に付す。
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増補版 自衛隊と憲法 ――危機の時代の憲法論議のために
¥1,760
木村草太 著 晶文社 四六判並製 240頁 〔2022年7月〕 ロシアによるウクライナ侵攻により、 世界で軍事的緊張が高まるなか、 「敵基地攻撃能力・防衛能力」「核保有・核共有」 「集団的自衛権行使」などをどう考える? 安全保障政策と憲法9条との関係は? 自衛隊は憲法に明記すべきなのか? 自衛隊と憲法の関係を中心に、憲法改正の論点を歴史的に整理した『自衛隊と憲法』の大幅増補版。ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、ロシアの武力侵攻の国際法的な評価、憲法9条と日本の防衛の関係、「敵基地攻撃能力・防衛能力」や「核保有・核共有」といった、いま注目されているキーワードなどについての補足を追加。さらにコロナ対策にからめての緊急事態条項や、同性婚についてなど昨今の憲法関連のトピックもあわせて解説。世界に軍事的な緊張が高まる危機的状況のなか、過度な極論に振れることなく、冷静な安全保障議論のための情報を整理する。 「今回の増補版は、2022年2月のロシアのウクライナ侵攻を受けたものです。ロシアの侵略行為は、世界中に衝撃を与えました。日本でも、ウクライナへの連帯とロシアへの非難が高まる一方、今回の武力侵攻の国際法的な評価、憲法9条と日本の防衛の関係、「敵基地攻撃能力・防衛能力」や「核保有・核共有」といったキーワードに注目が集まっています。そこで、第一版の記述を一部修正するとともに、各章末に、最新の問題や安保法制後の動きを受けた「補足」を執筆しました」(「増補版まえがき」より) 【目次】 序 章 憲法改正の手続き 第一章 国際法と武力行使 ──第一章補足 ウクライナ侵攻と国際法 第二章 憲法9条とその意義 ──第二章補足 平和のための規定は憲法9条だけではない 第三章 政府の憲法9条解釈 ──第三章補足 憲法9条と敵基地攻撃能力(反撃能力) 第四章 裁判所の憲法9条解釈 ──第四章補足 憲法9条と核兵器 第五章 自衛隊関係法の体系 ──第五章補足 集団的自衛権行使容認の曖昧さ 第六章 2015年安保法制と集団的自衛権 ──第六章補足 自衛隊員の存立危機事態防衛出動命令無効確認訴訟 第七章 自衛隊明記改憲について ──第七章補足 専守防衛と集団的自衛権 第八章 緊急事態条項について ──第八章補足 コロナ対策と緊急事態条項 第九章 その他の改憲提案について ──第九章補足 同性婚と憲法24条 ◇木村草太(きむら・そうた) 1980年神奈川県生まれ。東京大学法学部卒業、同助手を経て、現在、東京都立大学大学院法学政治学研究科法学政治学専攻・法学部教授。専攻は憲法学。著書に『キヨミズ准教授の法学入門』(星海社新書)、『憲法の創造力』(NHK出版新書)、『集団的自衛権はなぜ違憲なのか』(晶文社)、『憲法という希望』(講談社現代新書)、『憲法の急所 第2版』(羽鳥書店)、『木村草太の憲法の新手』『木村草太の憲法の新手2』(共に沖縄タイムス社)など。共著に『ほとんど憲法(上下)』(河出書房新社)、『むずかしい天皇制』『子どもの人権をまもるために』(共に晶文社)などがある。
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敗戦日記
¥1,540
渡辺一夫 著 串田孫一 編 二宮敬 編 危機の時代の証言 日本が敗戦へと向かうなか、フランス語で綴られていた日記。そこには国家への絶望と希望の間で揺れ動く知識人の生々しい声があった。解説 宮下志朗
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チッソは私であった 水俣病の思想
¥1,210
緒方 正人 著 河出書房新社 水俣病患者認定運動の最前線で闘った緒方は、なぜ、認定申請を取り下げ、加害者を赦したのか? 水俣病を「文明の罪」として背負い直した先に浮かび上がる真の救済を描いた伝説的名著、待望の文庫化。
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証言集 関東大震災の直後 朝鮮人と日本人
¥1,056
西崎雅夫 編 ちくま文庫 1923(大正12)年の関東大震災。その直後から日本人による朝鮮人への虐殺行為が始まる。被害は中国人や、朝鮮人と疑われた日本人にも及んだ。内閣府の中央防災会議が出した「災害教訓の継承に関する専門調査会」報告書によれば被害者は数千人ともいう。芥川龍之介、折口信夫、和辻哲郎、志賀直哉、千田是也、黒澤明…、文化人、市井の人々、子供の作文、公的史料が伝える約180編を収録。 自警団遊び―竹久夢二 子どもの作文 文化人らの証言 当時の記録 文化人らの証言 その後の回想 朝鮮人の証言 市井の人々の証言 公的史料に残された記録
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ドライブイン探訪
¥990
ロードサイドの風景から、戦後のあゆみが見えてくる 全国各地に足を運び、店主の話をじっくり聞く。 人生と時代を記録する、傑作ノンフィクション! 道路沿いにひっそりと佇み、食事を提供するドライブイン。 それは道路建設に沸き、クルマや観光旅行が普及した昭和に隆盛し、 現在は徐々に消えつつある。 そんな全国各地のドライブインに通い、店主の話にじっくり耳を傾けると、 人の歴史、店の歴史、日本の戦後史が見えてくる──。 足を使い、時間をかけた取材が見事に結実した、傑作ノンフィクション。 解説 田中美穂 【目次】 まえがき プロローグ 酪農とドライブインの町――直別・ミッキーハウスドライブイン I ハイウェイ時代 かつてハイウェイ時代があった――阿蘇・城山ドライブイン 東海道はドライブイン銀座――掛川・小泉屋 クルマで巡る遍路道――高知・ドライブイン27 千日道路の今――奈良・山添ドライブイン II アメリカの輝き 一九六六年のピザハウス――かつて都心にドライブインがあった グッド・オールディーズ――平塚・ペッパーズドライブイン オレンジ色の輝き――エイアンドダブリュ沖縄株式会社 沖縄で感じるハワイ――本部町・ドライブインレストランハワイ III 花盛りの思い出 観光バスはどこまでも――能登・ロードパーク女の浦 レトロなオートレストラン――群馬・ドライブイン七輿 トラック野郎のオアシス――福島・二本松バイパスドライブイン ドライブインのマドンナ――千葉・なぎさドライブイン IV 移りゆく時代に きたぐにの冬――青森・わかばドライブイン 目的地はドライブイン――栃木・大川戸ドライブイン 一本列島の夢――児島・ラ・レインボー 採掘のあとに――筑豊・ドライブインかわら V 店を続けること 霧に包まれた道――津山・ドライブインつぼい 雪に覆われた道――南魚沼・石打ドライブイン 海辺――岩手・レストハウスうしお 川辺――小山・ドライブイン扶桑 橋本 倫史 (著) ちくま文庫 エピローグ 戦後――鹿児島・ドライブイン薩摩隼人 あとがき 令和とドライブイン――文庫版あとがき 解説 不思議な静けさ 田中美穂
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南京事件 新版
¥1,232
笠原 十九司 著 岩波書店 日本軍の一大汚点、南京事件。蛮行はいかに生じ、推移し、いかなる結果を招いたのか。日中全面戦争にいたる過程、虐殺の被害の実相、推定死者数等を旧版より精緻に明らかにし、事件の全貌を多角的に浮かび上がらせる増補決定版。 新版に寄せて 序 二つの裁判で裁かれた南京事件 Ⅰ 日中全面戦争へ Ⅱ 海軍航空隊の戦略爆撃 Ⅲ 中支那方面軍、独断専行で南京へ Ⅳ 近郊農村から始まった虐殺 Ⅴ 南京占領――徹底した包囲殲滅戦 Ⅵ 陸海両軍による「残敵掃蕩」 Ⅶ 入城式のための大殺戮 Ⅷ 陸の孤島での犯罪と抵抗 Ⅸ 南京事件の全体像――犠牲者総数を推定する 結びにかえて――いま問われているのは何か
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沖縄戦記 鉄の暴風
¥1,760
沖縄タイムス社 編著 筑摩書房 第二次大戦末期二〇万人もの命が奪われた沖縄戦。本書はその惨状を従軍記者が克明に綴った記録だ。現代史第一級の史料を初文庫化。解説 石原昌家 === 第二次世界大戦における最激戦地の一つ沖縄。軍民合わせ20万人もの尊い命が犠牲となった。本書のタイトルの「鉄の暴風」とは、1945年3月26日から3カ月間にわたり途絶えることなく続いた艦砲射撃や空爆のすさまじさを表現した言葉だ。1950年の初版刊行以降、沖縄戦を象徴する言葉として定着した。地形が変わるまで打ち込まれた砲爆弾、壕に逃げ込んだ住民を炙り出す執拗な火炎放射、そして民間人にまで及んだ自死の強制。本書は行動を軍とともにした記者たちが自らも体験したその壮絶な戦場の実態を、生存者をたずね克明に記録したもの。現代史第一級の史料を初文庫化。 === 二度と戦争をしない・させないために生存者たちが語った真実を記録する 日本人必読の書 目次 ちくま学芸文庫版『鉄の暴風』まえがき 重版に際して まえがき ひめゆり塔の歌 第一章 嵐の前夜 一、揺らぐ常夏の島 二、十・十空襲 三、死の道連れ 四、逃避者 第二章 悲劇の離島 一、集団自決 二、運命の刳舟 第三章 中・南部戦線 一、米軍上陸 二、北・中飛行場の潰滅 三、神山島斬込み 四、軍司令部の壕 五、南へ南へ 六、鉄火地獄 七、伊敷・轟の壕 八、月下の投降 九、防召兵の話 十、牛島・長の最期 十一、出て来い 第四章 姫百合之塔 一、女学生従軍 二、南風原陸軍病院 三、泥濘の道 第五章 死の彷徨 一、第三外科の最期 二、運命甘受 三、女学生の手記 四、草生す屍 五、壕の精 六、平和への希求(姫百合之塔由来記) 第六章 北山の悲風 一、北へ北へ 二、山岳戦 三、真部・八重潰ゆ 四、国頭分院の最期 五、さ迷う兵隊 六、護郷隊 七、敗残 八、武士道よさらば 第七章 住民の手記――板良敷朝基記 一、山 二、飢餓 附録 戦闘経過概要 沖縄戦日誌 日米損害比較 沖縄戦線要図 第1図 沖縄全島図 第2図 南部戦線(慶良間列島を含む) 第3図 中部戦線 第4図 北部戦線 あとがき 二十年後のあとがき 三十年後のあとがき 五十年後のあとがき 解説 新聞人が遺した警鐘を、いま再び打ち鳴らす――戦後八〇年を目前に(石原昌家)
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沖縄社会論 ——周縁と暴力
¥2,970
著 打越正行 解説 石岡丈昇 上原健太郎 上間陽子 岸政彦 暴走族のパシリにはじまり、沖縄で調査を続けた。 『ヤンキーと地元』を書いた伝説のフィールドワーカーによる遺稿集。 2024年12月9日に急逝した、社会学者・打越正行さんの遺稿集を一周忌に合わせて刊行。 『ヤンキーと地元』(2019年3月刊、2024年11月ちくま文庫化)で打越さんは、沖縄の暴走族の「しーじゃ・うっとう(先輩・後輩)」関係などをもとに、建設業で生きるリスク層の生活を描かれました。地元の人間でも調査できない領域にパシリとして入っていった著者の本は、ナイチャーの書いたものとして驚きをもって迎えられ、第六回沖縄書店大賞沖縄部門大賞を受賞するなど高い評価を得ました。 本書は打越さんの遺した、パシリ論、沖縄社会論、暴力論の3部からなり、石岡丈昇、上原健太郎、上間陽子、岸政彦各氏の解説を付す。 === 根本はあくまでも「社会学者」だった。 暴力の真ん中で、生活をともにするような調査をしながら、 打越は優しい男だった。 ――岸政彦 みんなが打越くんの仕事を超えていく。 そこに自分の仕事を重ねながら、連なりながら。 ――上間陽子 === 目次 まえがき 上間陽子 はじめに 第1部 パシリ論 第1章 パシリ前史 第2章 社会の癖を書く――参与観察という方法 第3章 パシリとしての参与観察――つかえる部外者から、つかえない内部関係者へ 第1部 パシリ論 解説 パシリとしての参与観察が示すもの 石岡丈昇 断章1 第2部 沖縄社会論 第4章 ホモソーシャルなつながりの周縁――沖縄のヤンキーの若者のしーじゃ・うっとぅ関係をもとに 第5章 製造業なき経済成長/談合なき建設業――建設業からみた「戦後」沖縄 第6章 学校を去るわけ 第2部 沖縄社会論 解説 ヤンキーの世界を通じて沖縄社会を描くこと 上原健太郎 断章2 第3部 暴力論 第7章 つくられた、しーじゃ・うっとぅ関係――沖縄の建設業の社会史 第8章 ライフコースからの排除――沖縄のヤンキー、建設業の男性と暴力 第9章 暴力の理解社会学 第3部 暴力論 解説 暴力の傍らで問い続ける 上間陽子 断章3 終章 ?ぎ止められる沖縄 解説 他者になる、解離する― 参与観察の極限 岸政彦 あとがき 岸政彦
